無料RO再ミネラル化計算機 - GH KH | 水槽計算機

水草水槽やエビ水槽向けにRO/DI水をGH boosterと重曹で目標GH・KHに調整する量を計算。

RO/DI(逆浸透+イオン交換)水は不純物を除去した純水で、水草水槽やシュリンプ水槽の水質を完全コントロールしたいアクアリストに広く使われます。しかしRO水はGH=0・KH=0でミネラルがほぼ無いため、そのまま使うと魚・エビ・水草が必要なミネラルを得られません。本計算機は目標GH・KHから、市販GHブースター(GH up)・重曹(NaHCO3、KH up)・カキガラ・サンゴ砂を使った再ミネラル化に必要な量を算出します。チェリーシュリンプ(GH 6-8/KH 3-5)、ビーシュリンプ(GH 4-6/KH 1-2)、ディスカス(GH 1-3/KH 0-1)など対象生体別に最適化できます。 国内では数年前までRO浄水器が高価で導入のハードルが高かったものの、近年は2-5万円台の家庭用RO浄水器が普及し、シュリンプ・水草・海水水槽愛好家の標準装備となりつつあります。 またRO(逆浸透膜)/DI(イオン交換)水は溶存物質をほぼ完全除去した純水で、TDS=0〜5ppm・GH=0・KH=0が標準です。そのままでは水草・エビ・魚に必須なミネラルが欠乏するため、目的に応じた再ミネラル化が必須です。水草水槽はGH4-6・KH2-4、ビーシュリンプ繁殖はGH5-6・KH1-2、ディスカス繁殖はGH1-3・KH0-2が目安です。

仕組み

GH 1°dHを上げるにはRO水100Lあたり約4gのGHブースター(Ca/Mg混合塩)を、KH 1°dHを上げるには100Lあたり約3gの重曹(NaHCO3)を投与します。本計算機は水量と目標値から必要量(g)・小さじ換算・1日に何回に分けるかを出力します。RO水と水道水のブレンド比を変えるアプローチも併記(例: RO水70%+水道水30%でGH 3-4が得られる場合)、ブレンド派にも対応します。シュリンプ水槽はKHを低めに、水草水槽はKH 3-5を維持してpH急変を防ぐのが推奨です。 結果はGHブースター・重曹の必要量(g)・小さじ換算・1回投与で安全な分割量を同時提示し、計量ミスを防ぎます。 またGH boosterは塩化カルシウム(CaCl2)+硫酸マグネシウム(MgSO4)+硫酸カリウム(K2SO4)が標準組成で、Ca:Mg=3:1〜4:1比率が水草向きです。KH調整は炭酸水素ナトリウム(NaHCO3、重曹)が標準で、1g/100Lあたり約1°KH上昇します。市販ミネラル剤(ビーシュリンプ用ミネラル剤)を使えば計量1ステップで目標値達成可能です。

使用シーン

  • ビーシュリンプ専用60cm水槽(57L)でGH 4-5・KH 1-2を目標にRO水を再ミネラル化する際の必要GHブースター・重曹量を算出する。
  • ディスカス水槽(120L)でGH 2・KH 1の超軟水を再現するためのGHブースター投与量と、定期換水時のRO水準備量を計画する。
  • 水草水槽(90L)でGH 5-7・KH 3-4を維持するため、RO水80%+水道水20%のブレンドに少量GHブースターを追加するハイブリッド処方を試算する。
  • 海外ベタブリーダーがpH 6.0・GH 1-2の超軟水を要求するベタ専用水槽(30cm)で、RO水ベースの最小添加量を求める。
  • 錦鯉専用屋外大型水槽(2000L)で半分量だけRO水ベースで再ミネラル化する場合の月次バッチ調合計算。
  • 60cm水草水槽(57L)でRO水ベース・目標GH5・KH3に調整する場合の自作GHブースター(CaCl2・MgSO4・K2SO4)とNaHCO3の必要グラム数を計算する。
  • 30cmビーシュリンプ繁殖水槽(27L)でRO水ベース・目標GH5・KH1に調整する場合のビーシュリンプ用GH調整剤の必要量を計算する。

RO再ミネラル化計算機の使い方

目標GH(°dGH)、目標KH(°dKH)、ミネラル化するRO/DI水の量を入力すると、GH booster(GH用)と重曹NaHCO3(KH用)のグラム数を計算します。

GH booster はカルシウム、マグネシウム、カリウムを追加してGHを上げます。重曹はKHを上げますがGHへの影響は最小限です。

カラーシュリンプ水槽では重曹の代わりに炭酸水素カリウム(KHCO3)を同量使うとナトリウムを避けられます。

よくある質問

RO/DI水とは何ですか?

Reverse Osmosis/Deionizationの略で、半透膜による逆浸透+イオン交換樹脂で水道水の95-99%の不純物を除去した純水です。家庭用RO浄水器(2-5万円)で製造できます。塩素・重金属・硝酸塩・農薬・カルキ・微生物まで除去でき、シュリンプ水槽・海水水槽・水草水槽の水質完全コントロールに不可欠です。GH=0・KH=0のため再ミネラル化が必要です。

GHブースターと重曹の違いは?

GHブースターはカルシウム(CaCl2)・マグネシウム(MgSO4)の混合塩で、GH(総硬度)を上げる役割です。重曹(NaHCO3)はKH(炭酸塩硬度)を上げる役割で、pHバッファ機能も持ちます。両者は独立した指標を上げるため、目標GHと目標KHを別々に達成するには両方を使い分けます。

計算結果はどこまで信頼できますか?

本計算機は標準的なGHブースター組成(Ca:Mgが3:1または4:1)と重曹の純度100%を前提とします。市販GHブースターは製品により組成が異なるため、ラベルの「100Lあたり何g」表記との突き合わせを推奨します。投入後24時間経って測定し、目標値との差を見て微調整します。シュリンプ水槽の精密管理にはTDSメーター併用が便利です。

RO水と水道水のブレンドはアリですか?

コスト・手間を抑える現実的選択で、水草水槽では一般的です。例えば関東軟水(GH 4・KH 3)とRO水を半々で混ぜるとGH 2・KH 1.5の超軟水になり、ディスカス・南米主要メーカーに最適化できます。シュリンプ・海水サンゴなど完全水質コントロールが必須の場合はRO水100%+再ミネラル化が必須ですが、淡水熱帯魚レベルではブレンド方式で十分です。

生体別の目標GH/KHは?

ビーシュリンプはGH 4-6・KH 1-2、チェリーシュリンプはGH 6-8・KH 3-5、ディスカスはGH 1-3・KH 0-1、ネオン主要メーカー・カラシン科はGH 3-6・KH 2-4、グッピー・プラティはGH 8-12・KH 4-6、アフリカンシクリッドはGH 10-20・KH 8-15、海水サンゴ水槽はGH/KH ではなく塩分濃度1.025・dKH 8-10を維持します。