無料海水塩分計算機 — 比重 ppt 換算 | 水槽計算機

比重 (SG) と塩分 (ppt) を相互換算し、温度補正も行います。リーフ水槽適正の 34–36 ppt 範囲に入っているかを即座に確認できます。

海水水槽・汽水水槽では塩分濃度(比重 SG)の正確な維持が魚・サンゴ・無脊椎動物の生存と発色に直結します。海水魚・サンゴ水槽の標準は比重1.025前後(塩分濃度35ppt・水温25℃換算)、汽水魚は1.005-1.015の範囲です。本計算機は屈折計・比重計の測定値を比重(SG)・塩分濃度(ppt)・塩分(PSU)に相互変換し、リーフタンク適正範囲(1.024-1.026)からの逸脱を即時判定します。蒸発による濃縮(SG上昇)・換水による希釈(SG変動)を防ぐためのATO・人工海水準備量も逆算できます。 屈折計は初期投資5000-10000円程度ですが、長期使用で精度の高い管理ができるため、海水水槽愛好家には必須機器とされます。 また海水水槽の比重(SG=Specific Gravity)とppt(塩分濃度)はリーフタンク管理の基本指標で、リーフ目標1.024-1.026 SG(33-35 ppt)、魚のみ海水水槽は1.020-1.025 SG(28-33 ppt)が標準範囲です。低塩分(1.018以下)はサンゴ・カルシウム生物に致命的、高塩分(1.028以上)は魚にストレスとなります。 日本の海水水槽で標準となる人工海水(主要メーカー製5種以上が流通)は、比重1.023〜1.026(塩分濃度33〜35ppt)で、サンゴ飼育は1.025〜1.026、魚のみ飼育は1.020〜1.023と用途別に調整します。本計算機は比重計(屈折計/浮き式)の読み取り値・水温補正・塩分濃度の三項を変換し、足し水・換水時の塩追加量を1g単位で算出します。深場サンゴの低比重順応や、高比重環境下のシュリンプ飼育(1.025固定)にも対応します。

仕組み

比重と塩分濃度の関係は温度依存があり、本計算機は標準25℃換算式を使用します。比重1.020=塩分27ppt、1.025=35ppt、1.030=42ppt程度です。リーフタンクの安全範囲は1.024-1.026(33-37ppt)で、SPSサンゴは1.025-1.026の狭い範囲を好みます。蒸発による濃縮を補正するためにRO水(または純水)でのATO(自動補水)が標準的で、塩分を含まない補水なので比重を一定に保てます。換水時は交換水の比重を本水槽と完全一致させ、無脊椎・サンゴへの浸透圧ショックを回避します。 結果は比重(SG)・塩分濃度(ppt)・塩分(PSU)の3単位で同時表示し、国内・海外資料との照合がしやすくなっています。 また比重の測定は屈折計(精度±0.001)が最も信頼でき、ハイドロメーター(浮き秤)は精度±0.003で参考程度です。水温で比重が変動するため、屈折計はATC(自動温度補正)付きを推奨します。蒸発による塩分濃度上昇は1日0.002〜0.003 SG発生するため、毎日純水(RO水)での足し水が必須で、ATO(自動補給装置)併用が事実上必須です。

使用シーン

  • 60cm規格海水サンゴ水槽(57L)で比重1.024-1.026のリーフ適正範囲を維持するための日次蒸発補水量と週次換水時の人工海水準備量を試算する。
  • 120cmフィッシュオンリー海水水槽(220L)で比重1.020-1.023の魚優先範囲を維持しつつ、安全に運用する塩分濃度推移をシミュレートする。
  • 汽水魚水槽(モーリー・ミドリフグ・テッポウウオ)で目標比重1.010を維持するための人工海水と淡水のブレンド比を算出する。
  • 海水水槽立ち上げ時、人工海水の素を水道水(RO水)に溶かして目標比重1.025に調整するための必要塩量と段階溶解スケジュールを計画する。
  • 海水水槽立ち上げ時、人工海水の素を段階溶解させながら目標比重1.025に到達させる手順とエアレーション混合時間を計画する。
  • 120cmリーフタンク(220L)で目標SG=1.026(35ppt)に調整する場合の人工海水素の必要グラム数を計算し、週次換水分の予備在庫を確保する。
  • 60cm魚のみ海水水槽(57L)で現在SG=1.030・目標1.024に下げる場合の純水希釈量を計算し、3〜5日かけて段階的に調整するスケジュールを立てる。

海水塩分計算機の使い方

換算方向を選び、比重 (約 1.020–1.030) または塩分 (ppt、約 30–40) を入力してください。サンプル温度は任意で、既定は 25°C です。

リーフ・海水水槽は通常 34–36 ppt (SG ≈ 1.025–1.026) を維持します。計算機はこの範囲を「リーフ適合」と表示します。範囲外は fish-only には可能でも、サンゴや無脊椎には危険です。

ATC (自動温度補正) 屈折計は 25°C 基準で表示します。温度補正のない比重計を使う場合は、ATC 補正値と比較し、水ではなく混合比をゆっくり調整してください。

よくある質問

比重とppt(塩分濃度)の関係は?

比重(SG)は水と海水の密度比で、25℃換算で1.020≒27 ppt、1.025≒35 ppt(自然海水標準)、1.030≒42 pptとなります。リーフタンクの安全範囲は1.024-1.026(33-37 ppt)で、SPSサンゴは1.025-1.026の狭い範囲が理想です。温度補正があるため、屈折計か温度補正付き電子比重計が必須です。

計算結果はどこまで信頼できますか?

本計算機は25℃換算の標準式を採用しており、屈折計の実測値と±0.5 pptの精度で一致します。比重計(プラスチック浮き棒式)は気泡・付着物で精度が落ちやすく、屈折計または電子比重計を使用してください。RO水での校正を月1回行うと長期精度が維持されます。

ATO(自動補水)はなぜ必要ですか?

蒸発による水位低下は水だけを失い塩は残るため、放置すると比重が上昇しサンゴ・魚にショックを与えます。例えば60cm水槽で1日1L蒸発し3日間放置すると比重1.025→1.027まで上昇する可能性があります。ATO(自動補水)はRO水を自動補充して比重を一定に保つ装置で、海水サンゴ水槽ではほぼ必須機器です。

換水時の塩分調整はどうしますか?

換水用の人工海水は本水槽と完全同じ比重(±0.5 ppt以内)に調整します。事前に大型のバケツでRO水と人工海水の素を混ぜ、温度・比重が本水槽と一致するまで24時間エアレーション混合します。水温も±1℃以内に合わせ、サンゴ・無脊椎への浸透圧ショックを防ぎます。換水量は週次10-15%が標準です。

汽水魚水槽の塩分管理は?

モーリー・ミドリフグ・テッポウウオなど汽水魚は比重1.005-1.015の範囲で飼育します。海水の素を半量〜1/3量使用し、目標比重まで段階的に上げます。淡水と海水の中間環境のため、淡水魚・海水魚どちらとも混泳不可です。換水時は同濃度の汽水を準備し、本水槽と一致させてから投入します。