無料CO2添加量計算機 - 水草水槽BPSガイド | 水槽計算機

水槽容量と植栽密度に応じたCO2添加量(BPS)を計算します。水草水槽の最適CO2濃度ガイド。

二酸化炭素(CO2)管理は、平凡な水草水槽と世界クラスの水景を分ける最重要変数です。水草は光合成に溶存CO2を利用しますが、中〜高光量水槽では魚の呼吸由来のCO2だけでは急速で健全な成長を支えるのに不十分です。日本では小型ボンベ(ミドボン・5ボンベ)に電磁弁・スピコン・拡散器を組み合わせる「強制添加」が主流で、発酵式・タブレット式は補助的位置付けです。本計算機は水槽容量と植栽密度(陰性メイン・有茎草混合・絨毯&赤系メイン)から推奨BPS(秒間気泡数)と目標ppmを算出し、ドロップチェッカーの色や水草の状態で微調整する前の信頼できる出発点を提供します。 国内アクアリウム業界では「強制添加」が水草育成のスタンダードとされ、発酵式・タブレット式は予算重視の入門者向け補助手段と位置付けられます。 また日本では業務用ミドボン(5kg・10kg)を使う本格派と、市販小型CO2ボンベ(74g・95g)を週次交換するライト派が並存します。コストパフォーマンスはミドボン圧倒的優位(1万円/年vs3万円/年)ですが初期投資が高く、設置スペース・酒販店契約の手間があります。小型ボンベは初期費用安く設置簡単ですが、ランニング高くBPSを高めにすると2-3週で交換が必要です。

仕組み

アルゴリズムは正味水量(L)を基準に、植栽密度依存の注入係数を適用します。ロタラ・ウォリッキーやエリオカウロンが密生する有茎草レイアウトは、アヌビアス・ミクロソリウム中心の陰性レイアウトの約2倍の溶存CO2を必要とします。算出されるBPSは作動圧約1.5気圧と一般的なガラス拡散器+バブルカウンターの構成を前提とします。安全ppm範囲(15-25 ppm)、魚のストレス閾値(25-30 ppm)、危険レベル(30 ppm超)も併せて表示され、必ず4 dKH基準液を入れたドロップチェッカーで照合してください。電磁弁とタイマー連動で点灯1時間前にONにすると、点灯直後に目標濃度に到達します。 計算結果は秒間気泡数(BPS)・分間気泡数(BPM)・1日当たり総量(L)で同時表示し、ミドボン(5kg)の消費スピードと交換タイミングの目安も把握できます。 またCO2は夜間OFF(光合成停止時)が必須で、ソレノイドバルブ+24Hタイマー制御が標準構成です。常時添加すると夜間に魚が酸欠になる(CO2過剰で水中pHが下がり、酸素溶解度も低下)ため、消灯30分前にOFF・点灯1時間前にONが目安です。pH指示薬(CO2チェッカー・ドロップチェッカー)を水槽内に設置すれば、目視で常時適正範囲(緑色=15〜25ppm)を確認できます。

使用シーン

  • ロタラ・ウォリッキー、エリオカウロン、ブセファランドラなど要求の高い種を含む高難度水草水槽を新規セットアップする際、パール現象(光合成気泡)を観察する前のベースライン設定。
  • 光量と主要メーカーミネラル・カリウムなど多量微量肥料は足りているのに、成長が遅い・葉が褐変する・黒髭苔(BBA)が広がる水槽の原因をCO2不足から診断する。
  • 発酵式(イースト+砂糖)から小型ボンベ式に切り替える際、ヤマトヌマエビ・ミナミヌマエビ・レインボーフィッシュにショックを与えず注入量を再キャリブレーションする場合。
  • 電磁弁と照明タイマーを連動させ、点灯30分前に目標ppmへ到達し消灯前に下降するスケジュールを設計し、夜間のpH低下と魚への負担を最小化する。
  • ニムフォイデス・ハイドロコティレなど浮葉性水草を含む和風レイアウトで、水中CO2と空気CO2の両方を吸収する植物のための添加量微調整を行う。
  • 60cm規格水草水槽(57L)でグロッソスティグマ・ヘアグラス・キューバパールグラスなど高光量水草を育成する場合、BPS設定とディフューザー選定(セラミック直噴 vs インラインアトマイザー)の最適解を検討する。
  • 90cm水草水槽(160L)で繊細なネイチャーアクアリウム式ネイチャーアクアリウムを目指す場合、CO2ミドボン構成・電磁弁・タイマー・pH指示薬の総合システム設計を行う。

CO2添加量計算機の使い方

水槽容量と植栽密度を入力すると、推奨CO2添加量(BPS)を計算します。水草水槽においてCO2は水草成長の重要な要素です。

CO2は照明時間中のみ添加し、消灯1〜2時間前に停止してください。夜間にCO2が蓄積するとpHが急激に低下し、魚に有害です。

CO2インジケーターやテストキットで水中CO2濃度をモニタリングしてください。理想的な濃度は15〜30ppmです。魚が水面でパクパクしている場合はCO2を減らしてください。

よくある質問

水草水槽になぜCO2が必要なのですか?

水草は光合成で炭素源としてCO2を吸収しますが、空気中濃度の100倍以上溶けた状態でないと中〜高光量水槽では成長が追いつきません。CO2不足は緑藻・黒髭苔(BBA)の温床となり、新葉の白化・矮小化・有茎草の溶けにつながります。本計算機は安全な15-25 ppm範囲を目標値として推奨します。

BPS(秒間気泡数)とは何ですか?

1秒間に何個のCO2気泡をディフューザーから水中に放出するかの単位です。60cm規格水槽の中密度植栽なら1-2 BPS、90cm高密度水槽なら3-5 BPSが目安です。ただし気泡サイズはディフューザー性能と圧力で変わるため、最終的には水草の状態(パール現象・新葉の色)とドロップチェッカー(緑=15-30 ppm)で判断します。

計算結果はどこまで信頼できますか?

本計算機は植栽密度別の標準処方をベースとしていますが、光量・水温・換水頻度・他の魚の数で実際の最適値は変動します。算出値の70-80%から添加開始し、ドロップチェッカーで濃度を確認しながら週単位で調整するのが安全です。pHモニタリングと併用すると添加過剰の兆候を早期に捉えられます。

CO2システムにはどんな種類がありますか?

発酵式(イースト+砂糖、低コストだが不安定)、化学反応式(クエン酸+重曹、中規模向け)、小型ボンベ式(5g・74g・100g、初心者向け)、ミドボン式(5kgまたは10kg、長期低コスト)があります。安定供給と微調整性を求めるなら電磁弁+スピコン+ミドボン構成が最終形で、初期投資3-5万円で年単位の運用が可能です。

CO2は魚にとって安全ですか?

15-25 ppm範囲は安全圏で水草の成長に最適です。25-30 ppmは注意レベルで、敏感な種(ヤマトヌマエビ・カラシン科)で水面付近に集まる兆候が出始めます。30 ppm超は危険で、エラ呼吸が困難になり中毒死の可能性があります。電磁弁とタイマーで消灯時間中はCO2供給停止、夜間のpH低下と過剰滞留を防いでください。